転職をするということ

私は玩具屋の娘として生まれ、
店舗で働く両親をみて育ち、
お店を引き継ぎたいと願っていたわけ
ではないけれど、玩具屋を継ぐことに
違和感を覚えたことはなく、
当たり前に今、玩具屋を経営している。

卒業した学校は、専門性がある学校ではなく
至って普通の学校の文学部。
何となく国文学を専攻した。

学友が就活をしている中でも私は、
何一つ活動をすることはなかった。

私は一度も、就活、転職をしたことはない。

学友の一人が、先日転職をした。
この歳になると簡単に転職先が見つかるわけはなく
希望条件も当初のものとは大きく変わり、
自ずと生活スタイルも大きく変わったようだ。

転職するということは、人生を変えることなんだ。
自分の生活だけではなく、家族の生活も、
人間関係作りも、仕事習得も、
乗る電車も、食べるお店も、
色んなものをイチから作り上げて
いかなくてはならない。

それでも転職をするのか、
それなら転職せずにいるのか。
難しいな。

もし私が転職をするとしたら、
生まれて今日まで当たり前にあった全てを
変えるということ。
それはとっても大変なことだと思う。

玩具屋もこの先どうなっていくのか
不安は捨てきれないけれど、
どうにか生涯、玩具屋として生きていきたい。